ガラッと勢いよく教室のドアが開いて、皆がそちらに注目する。 「ゴメンなーっ、プリント刷っていたら遅れてさー」 え―――........。 入ってきた人は、すごく綺麗なひとだった。 背が高くて、癖毛の黒髪。 見た感じ――...20代くらい? 浮かべている笑顔が、無邪気で少し子供っぽく見える。 思わず、見とれてしまっている私がいた。