「ありがと、本当に。もうすぐテストなのに...」 「大丈夫、気にしないで!」 にこっと笑いかけると、由香里は安心したようににこっと笑い返した。 「で、ゆかりん。ところでさ、告白する勇気は―――...」 「あ、うん。ずっと悩んで出した答えだから。だから大丈夫」 ずっと、悩んでたんだ。 私たちの知らない間に。 何だか、すごいって思った。