見覚えのある、女の子2人の姿。


姿が見えたのとほぼ同時に聞こえた声。


「あれ、大橋さんじゃなーい?」



少し高めの女の子の声。


その姿、声に聞き覚えはあって。


そして、脳裏に、不安が一つ、二つ。


頭に過(よ)ぎった。