どうして私、嘘しかつけないんだろう。


寂しくなんかないはずなのに。
あんなところ。



そう思っていると、また別の声が聞こえた。



「ねえねえっ、吹奏楽部に入らない!?」


部活動...、か。

前の学校では、部活には所属していなかった。