私の幼なじみは私の恋を報われない“遍歴”と呼ぶ
確かにあっちへふらり、こっちへふらりと水に流されるように恋愛してきたけど
その都度バラバラで好みなんてあるようでないようなものなんだけど
そのたびに私はその恋に全力で向かっていた
思いこみが激しいと言われればそれまでだし
節操ないと言われれば、その通りなんだけど。
つらい恋ばかりで、幸せな恋がしたいと思うこともあるけれど、どうやらこれは仕方ないらしい
前にテレビに出ている誰かが言っていた
暴力をふるう夫と別れたのに、また暴力をふるう相手と付き合ってしまった
そういう人は、運命云々ではなく自らそういう苦労する人を選んでしまうということらしい
私もそれに似たものがある
自ら火の中飛び込むみたいな恋愛ばかりしている
ゴタゴタになるのはわかっているはずなのに、どうしても上手くいかない
