いつもの様に私はパソコンをいじっていた。

普通中学生に携帯を持たせる親はなかなかいない。

だからメールを確認するのも全てパソコンだった。

メールボックスを開き
メールを受信した。

30通ほどの半分は田中やそのグループの人達からきていた物だった。

「いつでも相談のるぞ?」
「お前の味方だから」

そんな私には勿体無い優しい言葉が並んでいた。
けれど私の心は動かない。

それらのメールに全て
「ありがとう」と打った。


そんな中、申し訳なさそうに私を無視した女の子達から「ごめん。加那に逆らえなかった。」
とメールがきていた。

不思議と私の心は
感情と言うものがなくなったようだった。

怒りもなく、呆れもなく、ただただ無だった。