【完】金魚色の恋






席に戻れば、圭がじーっと俺を見てくる。

「…んだよ」

「さっきまで、手伝ってやればー幼なじみとして、とか言ってたくせに」

「親切だろ、俺」

「…本当に、ただの親切だけ?」

「…うっせーよ」


圭はくすくすと笑っている。

んだよ、こいつ…最近、なんかうるせぇよな。


「…ぁ、俺数学のノート提出してねぇや」

「あれ、今日までだぞー」

「…そうだった」


俺は数学のノートを持って、職員室に向かった。

すると、ちょうど花澤が「失礼しましたー」と職員室からでてきた。