【完】金魚色の恋





頑固、ねぇ…。

ただ、

頼れないだけなんじゃねぇの…?


「俺、便所」

圭がそう言い、立ち上がる。

俺は「おぅ」と適当に返事をした。


…まだ頑張ってるし。



俺はため息をつきながら、立ち上がり高野のほうに近づく。



「どれ?」

「ぇ…」

「とりたいの、どれ?」

「だ、大丈夫、です…」

「一番端っこ?」

「…う、うん」


俺は、手を伸ばし、一番端っこのファイルをとる。

「なにこれ」

「保健委員のファイルだよ」

「なに、仕事?」

「ううん。先生がもってきてくれって」

「…言ってくれればとるっつの」

俺はそう言い、自分の席に戻った。