【完】金魚色の恋






「なぁ、最近、実來さ…変じゃね?」

「…いつもじゃん」

高野は…行動がおもしろい。

いや、笑い者にするとかじゃなくて。


ドジすぎて。



今だって、棚の一番上の物をとろうとしているけど、届かなくて困ってる。

その姿は…おもしろいような、可愛いような…。



「手伝ってやれば? 幼なじみとして」

「バァカ。あいつ、案外頑固なんだよ」

「はぁ?」


すると、クラスの男子一人が高野に話しかける。

「どれ? とってやるよ」

だけど…


「ううん! 大丈夫!」


高野は、笑顔でそう答えた。


…大丈夫そうに、見えないんだけど。