翌朝、俺はいつもより早く家をでる。

すると、

「じゃあ、お姉ちゃん行ってきまーす」

「うん。清二さん、よろしくお願いします」

「おぅ! …ぉ、お迎え? 京哉くん」


俺はペコッと頭を下げる。

…制服にエプロン??

なんか…可愛いんだけど。

高野は、顔をみるみる真っ赤にさせていく。

「せ、せ、清二さん、じゃあっ」

「おぅ」


高野は、すぐに部屋に戻った。

な、なんだ…?


「じゃあね、京哉くん」

清二さんは、ひらひらと手を振って、行ってしまった。