【完】金魚色の恋






なるほど、な…。

学校を休んだ理由も、パジャマな理由も、部屋が暑い理由も…やっとわかった。


「アホか、お前は」


どうして…誰にも頼らないんだよ。


「…ちゃん」

「ん?」


見ると、高野は静かに…涙を流していた。


「きょう…ちゃん」


きょう、ちゃん??

誰…??


「ご、めんね…ごめっ…」

「高野…?」

その瞬間、

高野は…俺の頭を真っ白にさせる言葉を言った。






「好き…っ」