【完】金魚色の恋





ってか、入った瞬間から思ってたけど……

この部屋、異様に暑くね??


「なぁ、高」


”高野”と呼ぼうとした瞬間、椅子から高野が落ちた音が聞こえた。

「おい!!」

急いで駆け寄り、高野の顔を覗き込む。

「ハァ、ハァ」

顔は真っ青で、息が整ってない。

顔はこんなに真っ赤なのに、体は震えてる…。


額に手を当てれば、予想以上に熱かった。


俺は、ゆっくりと高野を持ち上げ、寝室を探した。


どこだ…??

適当にドアを開けて行き、ベッドがある部屋にたどり着く。

あっつ…。


ここでさっきまで寝てたのか…?


俺は、ゆっくり、ベッドに寝かせた。