【完】金魚色の恋






「…ねぇ、もしさ…保健委員があたしじゃなくて、鈴木さんだったら…」


なんだ、いきなり。


「こんな風に長時間教室にいる人なんかでてこないのかな、って…ずっと思ってた」

「なわけあるか」

「ぇ…」


目を、丸くする高野。

今の言葉は…反射的に、答えたんだ。

気づいたら、そう、答えてた。


でも…

本当に思っていることでもあるんだ。



「別に、高野だろうと鈴木だろうと変わんない」

「そう…かなぁ」


いや、違う。


「でも、もし…鈴木が一人で仕事やってても、俺はここにこない」


「ぇ…なんで…?」

「知るか。ただ…同じ保健委員が、




高野だから」