季節は、4月で、春。

今、LHRで委員会を決めている。

できれば、俺は入りたくないってのが第一希望だ。


だけど…
俺のクラスの担任は、教師の中で一番テキトーな奴だと言われている増島。


「委員会はクジでテキトーに決めるからなー」


今は29で1番若いはずなのに…

なんでこんなにテキトーなんだよ。



まぁ、そのせいで…




俺は、保健委員なんかに。




保健委員って、仕事楽そうで全然楽じゃないらしい。

毎回行事とかに手伝わないといけないのが、まず保健委員だ。


ここは…女子の方に祈るしかないな。



黒板に俺の名前の横に書かれる名前を、ひたすら祈り続けた。

だけど…書かれた名前は、








『高野』。