【完】金魚色の恋






教室に入り、自分の席に座る。

「京哉ぁ〜今日、カラオケ行かなーい?」

「おー」

なんとなく、気分を晴らしたかった。

この、モヤモヤとイライラ…

吹っ飛ばしたかった。


放課後、俺は化粧が濃い女とカラオケに行く。

部屋に入れば、他のダチもいる。


「お、京哉じゃん!! 久しぶりーっ!」

「そんな久しぶりだっけ?」

「お前、最近つき合い悪かったじゃん!!」


あぁ…そういえば、そうだな。

最近…高野の事が気になって…。