頷いてたり…しねぇよな。 高野は、素直すぎるところがあるから、心配になる。 あのときの怪我は、病院に行って診てもらったらしい。 結果は、軽い捻挫。 もう、治りかけだって聞いてる。 「保健委員ねぇ…」 「んだよ」 「いーや。たださ、お前は嘘をつくのが下手だなーと」 「は?」 「だってさ、あの反応… ただの保健委員の反応じゃなくね?」 圭の言葉に、何も言い返せなかった。