【完】金魚色の恋







また、顔が真っ赤になっていく高野。

「んじゃな、実來(みく)チャン」

そう言って、俺は教室へと向かった。



このときは、

全然気づかなかった。



君の顔が赤くなる理由も、



この先のことも…。