【完】金魚色の恋






俺は、二年のときの自分の教室に入る。

土曜日だからか、生徒は誰一人いない。



黒板の方へと目を向ける。



俺は、自然と笑みが零れた。



ゆっくりと、黒板の方へ歩み寄る。

そして、


教卓の下を覗いた。





「久しぶりだな、実來」







そこには、今にも涙を溢れ出しそうにしていて、

どこか……嬉しそうに笑っている4年ぶりの実來の姿。