【完】金魚色の恋





俺は、大学3年。

無難に、経済学部に進んだ。

圭は教育学部で、花澤は医学部に進んだとか。



大学生になって、俺は一人暮らし。


小さなアパートに、真っ赤な金魚と一匹。



その金魚はの名前は、『みく』。

正直、自分のネーミングセンスを疑った。

いや……ぶっちゃけ、超定番っていうか、バカっていうか……。


このネーミングセンスは、あいつ並だなって。


みくを見る度に、苦笑いをする俺。




まぁ……

圭とかとは、よく飲んだりする。


今日みたいに、しょっちゅう圭が誘ってくるし。