【完】金魚色の恋






体を離し、実來と目があう。

目をまん丸にして、顔を真っ赤にしている実來。


「好きだよ、実來……」

「う、そ……っ。だ、だって……」

「実來が、圭のこと好きだと思って……」

俺がそう言うと、実來は俺の胸のところに抱きついてきた。

「バカぁ……っ!
あたしは、ずっと……ずっと、京ちゃんが好きだよ……っ」

「うん、ごめん……」


今思えば、

こいつは……ずっと、俺を想ってきてくれたんだよな。

何年も前から。


でも……

実來、それはさ……俺も、同じなんだよ。



いろんな女の相手をしてても、

忘れてたけど、



心の中にいる女の子は、ただ一人だった。