「なぁ、なんかあったのか……?」 「……ッ」 「おい」 「……なにもないよっ。大丈夫、だから……」 「そう見えねぇって」 自分の顔を隠そうと、手で覆うとする実來の手を掴んだ。 「……なぁ、 泣いて、たのか……?」 隈でわからなかったけど、よく見ると目が赤い。 「泣いてないよ……」 「嘘つくな」 「……ッ」 「……実來、話せ」 「……うん」 家に入り、リビングのソファに座る。