「はい、お茶とお菓子です」

「ぁ、どうも」


すげぇ…小学生がお茶とお菓子出すとか。

どんな教育受けてんだよ。


「…あれ、親は?」

「いねぇよ」

「ぇ…」

「俺らには、母さんも父さんもいねぇ」


あまりの言葉に、言葉が見つからなかった。


そんな時、玄関の開く音が聞こえた。

それと同時に…


「実來ねぇーちゃーん!!!」


二人は玄関まで猛ダッシュ。


高野家…やべぇ、おもしれぇ。