【完】金魚色の恋






「腫れてるな……。とりあえず、今日病院行けよ」

「う、うん……」

「湿布湿布と……」

救急箱から湿布を一枚取り出し、実來の足首にそれを貼る。


「つめたっ」

「そりゃ、湿布だからな」

「そうだけど……」

「ってか、泣かなくなったじゃん」

「……」

「?」

「約束、したから……」

「約束?」

「……バカ」


実來は小さくそう呟いて、下を向いてしまった。