「実來ー早く早くー」 「のんちゃん待ってよぉ」 実來が……横を過ぎる。 けど、すれ違った後、すぐだった。 「きゃっ」 実來の、声がしたのは。 上から崩れ落ちて行く実來を見て、俺はとっさに階段からジャンプして実來を受け止める。 俺は仰向けで、実來がその上に誇る形で。 しばらくの間……実來と、目が合った。 「京哉っ!!」 圭の言葉でハッとして、とっさに起き上がる。