【完】金魚色の恋







クラスの奴らがだんだん増えてきて、俺は男子たちと笑ってた。

男子たちと話していても……

自然と目に入るのはあいつの姿で。

自然と耳に届くのはあいつの声で。



だけど……

そんなのは、圭も同じだった。



圭の視線は、いつだって……実來だったんだ。




「圭、ボーッとしてんなよ〜」

クラスの奴らが実來を見つめてる圭に笑いながら言う。

「してねぇよっ!」

「どこ見てたんですか〜?」

「どこも見てねーっつの!」




そう笑ってごまかす圭。

その笑顔は……どこか、寂しそうだった。


なぁ……なんで、そんな風に笑ってんだよ。

あいつとつき合えたんだろ?


だったら……

普通にバカみたいに笑ってろよ。