「帰ってきてねーよ。
とりあえず、入って」


なんか偉そうだな、このガキ。

弟…??


それにしては…似てないよなぁ。



俺は家に上がらせてもらい、リビングの椅子に座った。


奇麗な部屋だな、おい。

俺ん家とは大違いだ…。



「実來姉ちゃんなら、もうすぐ帰ってくるよ」


女の子は、ニコッと笑った。

この笑顔は、高野の笑顔にそっくりだな。