その日の放課後、俺は鈴木と一緒に下校する。 鈴木は鼻歌を歌いながら、俺の腕に絡む。 「おい……離れろ」 「いーやっ」 すれ違う生徒の視線を浴びながら、俺はできるだけ早歩きで学校を出た。 夕方の繁華街。 キラキラと光る街。 ……久しぶりだな、ここも。 「ねぇ、どこにしよっかー」 「どこでも」 「ねぇ、スイート頼んでくれる?」 「アホ」 「ふふ」 キツめの香水が俺の鼻をくすぐる。 ホテルについて、1番安い部屋を頼む。