【完】金魚色の恋






「んもぉ」


唇を尖らせている鈴木。

俺が、触れたいって思ってる奴は、ただ一人。



抱きしめたくて、しょうがない奴がいる。




「圭くんっ。あのね、これ実が」

「実が? マジで?」


触れたい……女がいるから。


「……なぁ」

「ん?」

「行くか、ホテル」

「ほんとっ?! やったぁ♪」


ずっと好きでい続ける……

そうしようって思った。


だけど……

そんな想いも、




小さな胸の痛みを隠せるほど、

でかくなかったんだ……。