【完】金魚色の恋








初めてだったんだ。


こんなにも、

誰かを好きになったのは。


こんなにも……


誰かに溺れたのは。






高校生の俺たちが、

誰かの側に居続けるなんて、

傲慢だったのかもしれない。


まだ、早かったのかもしれない。