【完】金魚色の恋







「あんた最ッ低……ッ!!」


目に涙をためて、俺を思いっきり睨んでいる。

そんな花澤に、俺はフッと笑った。


「なんで実來が、あんたに惚れたのかわけわかんない……っ!!」

「……惚れてなんかない」

「は?」

「あいつが……想ってたのは、俺じゃねぇ」


今も、昔も……

あの真っすぐな瞳は、

俺が映ってたんじゃない。