【完】金魚色の恋








「……んじゃ」

「ぁ、これ……」


実來は、いつもの弁当を差し出した。

俺はその弁当を受け取ろうとしたけど、すぐにその手を止めた。


「……その弁当、あげるのは俺じゃないだろ」


そう言って、俺は歩き出す。







”言葉足らず”




たぶん……これが、

俺たちが拗れた原因。