【完】金魚色の恋







校門をでると、圭が壁に寄りかかって立っていた。

「よっす」

「圭くん……っ」

「”高野”ごめん。俺、京哉に話あんだ」

「……っ」


”高野”

その呼び方にショックを受けたのか、実來は目に涙を溜めている。


「実來、ごめん。先帰っててくんね……?」

「……うん」


実來は少し寂しそうに笑って、歩き出した。


「場所、変えようぜ」


圭の言葉に、俺は頷く。

「近くの公園でいっかー」なんて言っている圭について行き、公園のベンチに座った。