上履きに履き替えた実來の手をとり、教室へと入る。 一気にザワツく教室。 俺は実來の席の隣に座った。 「よ、よかったの……?」 「なにが?」 「……その、バラし、て」 「俺たちのこと?」 実來はコクンと、小さく頷いた。 「俺がしたかったから」 実來は気づいてないかもしれないけど、 実來はルックスは男子に人気がある。 話しかけにくいから、話しかけない奴が多いけど、みんな鼻の下のばして実來を見てるんだ。 俺だけが見ていたい。 そんな……バカみたいな独占欲。