【完】金魚色の恋






「だっよね〜」

『だよね』じゃねぇんだよ。


釣り合わない、なんて思った事はない。

高野は、可愛い。

むしろ、俺の方が合わないと思い始めてるぐらいだ。



その後、化粧の濃い女と教室まで一緒に行った。

だけど…


頭には、


『そうだねっ』


そう笑った高野の笑顔が離れなかった。