【完】金魚色の恋







あれから、高野とは朝一緒に登校するだけ。

でも、途中でクラスの男子と会ったら、俺はそいつと登校。

たまたま会っただけ、そんな設定。



今日も、マンションから出れば、外で高野が待っている。



「はよ」

「おはよっ//」


最近、あんまりどもらなくなった。

まぁ、どもってたのがおかしいんだけど。


登校中も、前より会話が弾む。


「ぁ、今日ね…その…これ」


渡されたのは、お弁当。


「…え、俺に?」


まじで??

予想外すぎるプレゼントに、驚きを隠せない。