高野が好きだと気づいて、俺は逢いたくてしょうがなかった。

あの柔らかい笑顔が、見たい。

あの小さな体を抱きしめたい。

あの……金魚みたいに真っ赤になる顔に、キスをしたい。


「……実來」


ベッドに寝っ転がっていても、

頭に浮かぶのは、君のことばかり。




いつのまにか……



こんなにも、君に溺れていたんだ。