【完】金魚色の恋







「好き、なの……?」

「……”好き”って、どの範囲を言うの?」

俺の質問に、目を丸くして、戸惑う浅野。

「良い奴だって思うのも、
お人好しだなって思うのも、
バカだって思うのも、
素直じゃねぇなって思うのも

……守りたいって思うのも、




全部”好き”っていう感情なわけ?」




「……っ」

「高野は……可愛いと思う。
あいつの家庭の事情のこと、知ってんだろ?
守りたいって思った。

なぁ、これが”好き”ってやつなわけ?」

真っすぐな目で浅野を見る。

そんな俺とは逆に、浅野は戸惑いながら目をそらした。