【完】金魚色の恋







「三橋、花火やるんだって。一緒に、見ない……?」

「ん、いいよ」

俺は浅野と、花火が打ちあげられる河原の方へ向かう。

「……三橋は、高野さんのこと、どう思ってるの?」

「さぁ?」

「……高野さんは、三橋のこと」

「好きだって言われた」

浅野の言葉を遮り、強く言った。

浅野は、目を丸くする。

「驚くだろ? いっつも大人しいあいつが、告白なんて。
俺も、夢かと思った」

”夢”だと思った、あの日。


『す、好きですっ!』


だけど、今……



”夢”が、”現実”であって欲しいと、願ってしまう。