【完】金魚色の恋








「浅野、なんか食う?」

俺がそう聞けば、浅野はさっきとは違い、笑顔で答える。

「んー……ぁ、かき氷!」

「んじゃ、行くか」

目の前にあるかき氷屋に行こうとすると、浅野は足を止めた。

「やっぱわたあめ!」

「はぁ?」

「わたあめがいいっ!!」

「どっちも食えばいいだろ?」

「いやっ!」

「あのな」

俺が文句の一つでも言おうとした瞬間、聞き覚えのある声が聞こえた。


「圭くんっ」


声がした方を見れば、








高野と……圭が並んで歩いているところだった。