「ぉ、金魚すくい」 「三橋、できるの?」 「まぁ」 「じゃあ、やって! あたし、欲しい!」 まぁ、金魚すくいは嫌いじゃないし。 毎年、結構圭とバトルしながらやってる。 俺は200円払い、道具を受け取る。 さて……どれとろうかな。 ん?? 一匹の金魚を見て、俺は思わず吹き出した。 「ふはっ!」 「? 三橋?」 他の金魚よりも、ずっと真っ赤な金魚。 あいつの……高野の、真っ赤な表情にそっくりで。 俺は、見る度に、笑いを堪えるのが必死だった。