花火大会当日。
マンションの下で、浅野と待ち合わせをしている。
待ち合わせの時間に、マンション下に行けば、浴衣姿の浅野が立っていた。
フワフワの髪をお団子にしてまとめている浅野は、いつもと雰囲気が違って、可愛かった。
「……待った?」
「ううんっ! ねぇ、浴衣、どう?」
「似合ってんじゃね?」
「やったっ!」
笑顔で俺の隣を歩く浅野。
周りから見たら、つき合ってるように見えんのかな。
……高野と歩いてても、
周りの奴らは、そう思ってたんだろうか。
「三橋?」
「ぁ、わり」
「……」
浅野は何も言わず、俺の隣を歩く。
神社につけば、そこには地元の奴らがたくさんいる。
俺と浅野を見る度に、「うらまし〜」なんて、言ってくる。

