【完】金魚色の恋








「自覚、してないんだ……」

「は?」

「……三橋って、案外鈍感なんだね……」

浅野は、「はぁ」と大きくため息。

……告白、か。

夏休み前……高野に告白されたことを思い出す。


金魚みたいに顔を真っ赤にして、

必死に気持ちをぶつけてきた、高野。



「ぁ、これ、あたしも持ってる〜!」

歩いていると、小さな雑貨店の前で浅野が止まった。

「どれ?」

「これ! このテディベアのペアストラップ!」


見ると、青いリボンとピンク色のリボンがそれぞれ首についているテディベア。