【完】金魚色の恋






「お、はよ…圭くん」

「なに、お前ら付き合い始めたの?」


高野は、予想通り…顔を真っ赤にした。


…正直、高野とつき合ってるなんて噂をされたくない。


「バァカ。たまたま一緒にきただけだっつの」

「なーんだ」


高野を見ると、目をパチクリさせている。

とりあえず…何も言わないでおこう。

あとで言えばいいよな。



昼休み、飯を食べ終わり、高野に話しかけた。

まぁ…案の定、



金魚になった。