マンションにつけば、そこには浅野が階段で座っていた。
「ぁ、高野さん!」
「ぇ」
「ごめんなさい!!」
浅野は深く頭を下げて、高野に謝る。
そんな浅野に、目を丸くしている高野。
「三橋君……高野さんの彼氏なのに、一緒に帰りたいとか、図々しいこと言って……」
「ぇ、ぇっとね……その、三橋君は、彼氏じゃ、ないの……」
は??
「おい、高野」
「だ、だって……嘘はやめた方がいいと、思って……」
なんでこいつは……変なところで真面目なんだ??
俺は心の中でため息をつきながら、目をまんまるにしている浅野を見る。
「そっ、かぁ……じゃあ、遠慮しなくていいよね」
浅野は、ニコッと笑って言った。
「三橋君、あたしとつき合って?」

