【完】金魚色の恋






翌朝、普通にマンションを出ると、マンションの下に高野がたっていた。


「高野?」

「ぁ、お、おはようっ!///」

「はよ…。待っててくれた?」


俺がそう聞けば、カァァッと顔が真っ赤になる。

しょっちゅう顔真っ赤になるなぁー…。


よし、これから金魚って、心の中で呼ぼう。



「…じゃあ、一緒に行きますか」


高野は、昨日みたいに、嬉しそうに笑った。

とくに会話はしないまま、学校へとついた。


下駄箱までくると、ちょうど圭が履き替えている。



「おっす」

「おー京哉。…と、実來?」


”みく”って…幼なじみって本当だったんだ。