【完】金魚色の恋






「しっかし…お前が実來と、ねぇ…」

「変だろ? 俺も、おかしな話だと思ってる」

多分、クラスの奴らに話したら笑われるのが目に見えてる。

「…おかしな話、か…そうだな。
今までさんざん好きでもない女を抱いてきた女が、あんな清潔系な女とつき合ってんだもんな」

冷たい目を向けてくる圭。

「…」

「お前は、わかってねぇよ。

あいつのことも、あいつのキモチも」

「わかるかよっ。んなの、言われなきゃわかんねぇよ」

「あいつは、なんだかんだで…それなりのサイン出してんだよ」


圭がそう言った瞬間、俺のケータイが鳴った。

「わり」

そう言って、電話にでる。