【完】金魚色の恋







高野が来ない家は、退屈すぎて、何をすればいいのかわからない。

いつもは…

金魚みたいな真っ赤な顔を楽しんでた。



あの真っ赤な顔が…頭から離れない。



ベッドに寝転んでも、

脳裏に焼き付いている。



目をつぶっても、

あの笑顔が…脳裏から離れない。




まさか…


…眠れもしないなんてな。