なんのために、

二人できてるんだよ。

二人で…家で食べるんならいいけど、

別々で食べるなんて…冗談でも言って欲しくなかった。

どこか、心地よかったんだ。

二人でいる、あの空気が。

あの、雰囲気が。

君の、隣が。

昼食を作ってくれることが、当たり前になっていて…

その当たり前が、俺は嬉しくて、

楽しくて…心地よかったんだ。

それが、

『ぁ、じゃ、じゃあ、あたし家で食べるから、京哉くんはファミレスで食べたら?』

一瞬で、

その心地よさを否定された気分だった。