【完】金魚色の恋







「…三橋くん、きっと良いお婿さんになるよ」

「は?」

「だって…洗い物ができる男子なんていないって、清二さん言ってた」

「へー」

そりゃ…できるようになるさ。

毎回毎回…

「ちゃんと裏も洗うの」
とか
「水は溜めながら使わないと無駄だよ?」
とか
「洗剤つけすぎたら匂い残るよ」
とかを、横から言われたら、嫌でもできるようになる。

最近じゃ、母親から褒められるぐらいだ。



「三橋くんがお婿さんだったら、幸せだろうね」

「…それ、プロポーズ?」


俺がそう言うと、高野はみるみる顔を真っ赤にさせていく。

それはもう…思わず、吹き出してしまうぐらい、おかしかった。


ほんの少しの冗談で言ってみただけなのに。