【完】金魚色の恋






「今日はオムライスでいいー?」

「おー。って、あれ? ガキどもは?」

「実は友達の家行ってて、胡桃は保育園の遠足なの」

「ふぅん…」


高野は…少し、変わった。

よく、話すようになった。

っていうか…前までがどもりすぎだったんだよな。

「ぁ、エプロン忘れちゃった…」

「俺のおふくろの使う?」

「隣だから、とってくるよ」

「…そ?」

「うんっ!」

高野はニコッと笑って、エプロンをとりに行った。

まぁ、隣だから、高野はすぐに戻ってきて、、馴れた手つきでエプロンをつける。



もう、何度も見てるけど…



高野のエプロン姿は、なんか可愛い。